シルクスクリーンの版はこう作る|製版前の重要工程を解説
シルクスクリーンプリントは、インクを刷る工程に目が行きがちですが、
実はその前段階である「版作り」が仕上がりを大きく左右します。
今回は、デザインを焼き付ける前の工程、
“製版前の版が完成するまで”の流れを解説します。
見えない部分だからこそ差が出る、
シルクスクリーンの裏側をぜひ知ってください。
目次
1. 製版前の版作りとは?
2. 製版前の工程
2-1. フレームにシルクを面付する
2-2. フレームと紗張り部分をテープで固定する
2-3. 乳剤を塗る(2度塗り)
2-4. 製版前の版が完成4. まとめ
製版前の版作りとは?
シルクスクリーンにおける版作りは、
インクを通すための「土台」を作る工程です。
この段階の精度によって、
プリントの綺麗さ・耐久性・再現性が大きく変わります。
製版前の工程
① フレームにシルクを面付する
まずは、版のベースとなるフレームにシルク(メッシュ)を張ります。
この工程は「紗張り(しゃばり)」とも呼ばれ、
版の強度やプリント精度に大きく関わる重要な作業です。
シルクは、たるみが一切出ないよう“ぴんぴんに張った状態”に調整し、
その状態を保ったまま、専用の特殊ボンドでフレームにしっかり固定します。
このテンション(張り具合)が弱いと、
プリント時に版がたわみ、インクのにじみやズレの原因になります。
逆に、均一にしっかり張られた版は、
シャープで安定したプリントを実現します。
見た目以上に繊細で、技術が求められる工程です。
② フレームと紗張り部分をテープで固定する
シルクを張った後は、フレームと紗張り部分の境目をテープでしっかり固定します。
この処理を行うことで、
インクが不要な部分に流れ出るのを防ぎ、
プリント時の安定性が向上します。
細かい工程ですが、
仕上がりの美しさに直結する重要なポイントです。
③ 乳剤を塗る(2度塗り)
次に、スクリーン全体に乳剤(感光剤)を塗布します。
2度塗りを行うことで、
・膜厚を均一にする
・耐久性を高める
・シャープなプリントを実現する
といった効果があります。
塗りムラがあると、そのままプリント不良につながるため、
スピードと丁寧さのバランスが求められる工程です。
④ 製版前の版が完成
乳剤をしっかり乾燥させることで、
デザインを焼き付ける前の「ベースとなる版」が完成します。
ここまでの工程が整って初めて、
露光による製版工程に進むことができます。
この工程が仕上がりを左右する理由
一見地味な工程ですが、
・シルクの張り具合(テンション)
・テープ処理の精度
・乳剤の塗りムラ
これらすべてが最終的なプリント品質に直結します。
この土台がしっかりしていないと、
どれだけ良いデザインでも綺麗に再現することはできません。
まとめ
シルクスクリーンのクオリティは、
実は“刷る前”の工程で決まっています。
見えない部分にどれだけこだわれるかが、
仕上がりの差になります。
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